作家芥川龍之介の言葉です。
人の物の見方というのは、まぁ実に自分勝手にできているなーと感じます。
例えば、誰かがある人を批判すると、あたかも自分も被害者のように批判的な視線になったり。
自分が物事の中心で、それ以外の大抵の人は、自分の基準より下という立ち位置で物をいったり。
たいていの場合、自分より下と思い込むことで、優越感など多くのものを得ることができるし（感覚的に）
そうすることで、劣等感や驚怖を排除することもできる。
だから、たいていの人は何かを批判する時に、自分よりも劣っている、または自分は優れていると錯覚しているのです。
この状況を、芥川は阿呆と表現しています。
本当に賢い人間はこれを逆手に取ります。
相手に下と見せておいて油断させることで、相手の見えない場所で甘い蜜を吸ったり、相手を実は手玉にとることなど容易にできるわけです。
学生時代、「俺全然勉強しなかったヤバい」
なんていう人に決まって点数良かったりしませんでしたか？
「お金ないよー」
そんなこと言っている人に限って結構蓄えあったり。
本当に賢い人間は自分を下に見せているだけだったりします。
阿呆を手玉にとる策士になりましょう！
今日の名言：阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている。
芥川龍之介
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