フライト3時間前。
国外線ですからね。いつも国内線は2時間前、国外線は3時間前です。
ウィーン国際空港ものすごく広いです。
世界中の中継地点になっているんですね。
ABCD 多数あり、探すのに苦労しましたが無事ターキッシュエアライン発見。
30分くらいうろうろしました。
まだまだ時間があるので、近くでコーヒーを飲みながら過ごします。
出発出発2時間前
そろそろだとカウンターの列に並びます。
しかし遅い。ターキッシュエアラインはカウンターものんびり進みますね。
わずか15名程度の列でしたが一向に動きません。
40分くらいで要約自分たちの番になり荷物も預け、これで安心。
少し時間をくってしまったので急いで搭乗口に向かいます。
60分前。時計をみて、これで安心。あとはゆっくり本でも読みながら過ごそう。
地獄の機内と2020年走り始めはまさかの空港で
さて、本題はここからです。
今回のラストトラブルにして最大のピンチといってもいいでしょう。
今回私たちが乗った飛行機は、ウィーンからトルコを経由して乗り継いで日本に帰るという便でした。
色々探したところターキッシュエアラインズが最も安かったことから今回この航空会社を使ったのですが、印象は悪くないものの、トラブルはちょこちょこと起きました。
まずは、行きでも少し書きましたが、出発時刻が突然30分早まる。
アイパッドを無くし、数日後連絡を取るも、型番、ID、パスわからず返せないとのこと。
(数週間経った今も格闘中。いい加減返してくれよー)
そしてこのトラブル。
まず、乗り継ぎには3時間以上の余裕を持つことが鉄則として来ました。(私たち夫婦の中で)
しかし、今から半年前乗り継ぎ時間が10分変わるとのメッセージがありました。
まぁ10分なら、、、ということで特に便を変えることなく今回に至ります。
先ほど書いた通り60分前には搭乗口に到着。ゆっくり本を読みながら時間を待ちます。
時間になり、機内に案内されました。そこからウトウトとしていましたが、どれくらい眠ったか。
ふと機内が暗くなったタイミングで起きます。
どうやら、トラブルでまだ飛び立っていな模様。
時計をみるとすでに1時間が経過。
え?やばくない?
この時点で、乗り継ぎ時間2時間切ってしまっていたので、焦り始める。
機内アナウンスにて(全てを聞き取れたわけではないが)、トラブルでまだ時間がかかるとのこと。
仕方ない。
万が一に備え、遅延の場合の対応方法などをネットで検索する。
それから更に1時間。
「いやいや、これもアウトじゃね?」
さすがに焦り始め、乗務員のお姉さんを呼ぶ。
少ない語学力を駆使して
「乗り継ぎ便まで時間がない」
「何か方法はないのか?」
と尋ねると、乗務員のお姉さん
「わかりました。ちょっと厳しいかもしれないわね。
一応現地のスタッフには連携を取れるようにするわね」
とのこと。
同じように前の席のおばちゃん(恐らく中国系)は更に乗り継ぎまで余裕のない便の様子。
英語でまくし立てていました。
(この時もこれだけ英語流暢にできたら困らないんだろうなーと思いつつ)
あとは奇跡を信じるのみです。
そうこうしている間に、いよいよ飛行機が動き始めました。
このまま順当にいって、乗り継ぎまで30分か、、、奇跡よ起これ。。。
こうして飛行機は闇の中に消えて行きました。
飛行機、揺れましたねー。
奥さん気持ち悪くなって来て(乗り物酔いが激しい)
大変そう。なんどもトイレとの往復です。水を飲むのも辛そう。
フライト時間2時間ですが、その間も食事は出るのです(国際線はどこもそうなのかな?)。
こうなったらハイになるしかないな。奥さんのぶんも食べつつ、
ワインも頼みまくり飲みながらテンションを高めます。
イスタンブールの街が見えて来た時時計を見ると、少し巻いてくれたのか?たまたまなのか?
30分→40分の余裕ができていました!
「お!これはいけるぞ!」あとはどれだけダッシュするかだ。
しかし、、、
ここからがまた長い。
滑走路に到着し、乗り降り口までの移動がそもそも20分。
「やっぱりダメかも。。。できるだけ頑張って走ろう。」
シートベルトを外した瞬間に立ち上がり、なるべく前の方に移動します。
飛行機のドアが開いた瞬間!ダッシュです。
外では、スタッフさんが私たち二人(あと先ほどの中国人の女性)のボードを持って待っていました。
「ゲートは潜らなくていいから急いで!」
よっしゃ走るぞ!!!
奥さん気持ち悪くて大変そう。
でも走らないと、一日空港でお泊まりコースが決定です。
こんな時に限って、私たちが降りた出口はE。日本行きの乗り口はA。

イスタンブール空港。世界の中継地点の中心。
異常に広いんです。
行きに同じルートを歩いた時は30分かかりました。
マジかあの距離か。。。
走れー。汗だくになり、重い荷物を持ち、ゼーゼー言いながら目的地を目指します。
恐らく距離にして、1、5キロは走ったと思います。(感覚的にはもっと)
なんとか10分くらいかけて窓口が見えて来ました。
フライトまで残り10分。窓口では係員が私たちを待っててくれました。
「 Let's go!Hurry up!」
間に合った!!
その瞬間の安堵感忘れられないです。
こうして、無事日本行きの便に飛び乗り帰国できたのでした。
もちろん飛行機内では一本の映画も見ず、10時間のフライトは爆睡でした。
こうして、ドタバタの中欧旅行は無事終了。ちなみに、このバタバタでスーツケースは日本に届かず、
3日後遅れて、自宅に戻って来ました。
振り返るとこの十日間は、
・出発時間の変更(30分早まる)
・夜行鉄道で車掌とパスポートが消える
・鉄道で親切に案内してくれたスタッフの案内人に勝手に荷物を持たれ、20ユーロ請求される
・ユーレイルパスの書き方を間違え200ユーロ罰金をくらう。
・飛行機遅延でプチパニック。
・トルコ空港から乗り継ぎまで残り20分。1、5キロの距離を猛ダッシュ。
・スーツケースが届かない
個人旅行は多くのトラブルがつきものですね。
それでもいい経験ができ、人間的には一歩成長できたのではないかと思います。
旅は視野を広げ、心を豊かにします。
日本にいると、過度なサービスが当たり前で、行き過ぎたサービスを求める人や、
狭いカテゴリー、狭いテリトリーの中でそれが全てと思い込み物事を判断する人や、
まぁとにかく窮屈で器の小さな人を多く見かけます。
そんな時に心の中でいつも思うことにしています。
俺たちは、限られた時間をもっと人として大きく行きていこう。
この人生が一回きりだとしたら、幸せな生き方を目指していこう。
世界は広いですね。その世界をこれからも覗いて人間的に成長していこうと思います。
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